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せんせーとわたしのアーク・ファイブ
(今日の最強カード:《覇王龍ズァーク》)

今こそ一つにぃ! ぼくはディメンション・ボックスで手に入れた《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》と《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》と《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》と《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》の四体を束ねる! 統合召喚! 《覇王龍ズァーク》!
「ははー? せんせー? どーやって四体のドラゴンを出したのでしょーかー?」
え? どうやってもなにも……ペンデュラム召喚の超展開力をフルに使えば、《覇王龍ズァーク》くらいは1ターンで出せるはずだよ。
「ははー。しかしですねー、《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》と《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》と《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》の素材も用意しますとー、五体ペンデュラム召喚しても足りないと思うのですよー」

ふむふむ。まあ、確かに普通に出すのは難しいモンスターだね。しかしいざ出せば強力極まりないよ。まず、特殊召喚した時点で1の効果発動。相手フィールドのカードをすべて破壊! しかも攻撃力4000! この時点で勝利はほぼ決まったも同然だね。

「《裁きの龍》でいーですかねー」
まあ、手間を考えればそういう意見も出てくるかな。《裁きの龍》は複数並ぶこともあるからね。しかし《覇王龍ズァーク》にはさらなる効果もある。2の効果で、相手の効果対象にならず相手の効果で破壊されない。つまり《マジェスペクター・ズァーク》というわけだ。
「ははー。四体の龍が並んだ時に破壊されると思うのですよー」
おや。大型モンスター好きかつドラゴン好きのきみにしてはなぜか否定的な意見ばかりだね。ツンデレかな? しかししかし、覇王龍には3の効果もある! 戦闘で相手モンスターを破壊した時、デッキまたはエクストラデッキから覇王眷竜一体を特殊召喚できる! 今OCGに存在するのは《覇王眷竜ダークヴルム》だけだけど、すでに《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》のOCG化が決定している。《覇王眷竜オッドアイズ》、《覇王眷竜ダーク・リベリオン》、《覇王眷竜クリアウィング》も登場すれば、さらに選択肢は増え、さまざまな効果の使い分けができるに違いないよ! 大型モンスターが呼ぶ大型モンスター! まさにロマンの集大成だね!
「そーですねー。しかし、ロマンは叶わないのですよー」
おやおや、またも否定意見か。どうしたのかな。外の世界で悪意でも吸い込んできたのかな。
「せんせー? 《覇王龍ズァーク》は1の効果で相手フィールドをすべて破壊するのでしょー? そーしますとー、相手モンスターを戦闘で破壊できなくなるのですよー」
……まあ、それは次のターン以降でもいいんじゃないかな。なにもそんなに焦らなくとも。
「ははー。相手のターンに倒されなければいーですねー」
まあ、マジェスペクター耐性持ちの攻撃力4000だからね。倒したくとも倒せず裏守備エンドしてくることは十分に考えられる。
「《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》を出せば倒せると思うのですけどー」

……。まあ、それは、ほら。《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》がいれば大体のことは解決して当然というかだね。
「ふむー。《覇王龍ズァーク》には4の効果もあるよーですねー。モンスターゾーンで破壊されるとペンデュラムゾーンに行くのですかー」
そう! そうだ! そして《覇王龍ズァーク》はペンデュラム効果も強い! 倒されてもただでは終わらないよ!
「せんせー? 《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》は戦闘破壊した相手モンスターの効果を発動させないのですけどー」
……。
「ペンデュラムゾーンに行かせず、そのままエクストラデッキに送れますねー」
……。
「しかも《覇王龍ズァーク》は融合召喚でしか特殊召喚できませんからー、ペンデュラム召喚で復活することもありませんねー。わたしは《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》を使うのですよー」
……。いいだろう。その点についてはデュエルで決着をつけるとして、一応ペンデュラム効果の話もしておこう。まず1の効果で、相手フィールドの融合・シンクロ・エクシーズモンスターはモンスター効果を発動できなくなる。
「ははー? 強力な効果ですねー」
ははは、まったくだね。実はモンスター効果よりもペンデュラム効果がメインじゃないかと思うくらいだ。そして2のペンデュラム効果。1ターンに一度、ドローフェイズ以外で相手がデッキのカードを手札に加えた時、それを破壊する。特定のカードを手に入れる効果はメインフェイズでしか使用できないことも多く、なかなか強力な縛りだ。
「ふむー。エクストラデッキから直接ペンデュラムゾーンに置けますとー、強力なカードですかねー」
残念ながらそんな方法はないかな。モンスターゾーンに一度統合召喚する必要がある。しかし、モンスター効果自体も決して悪いものじゃないはずだよ。きみが使いたがるタイプのモンスターではないのかな?
「せんせー? たしかに《覇王龍ズァーク》は強力なのですよー?」
お、強力であることを認めたね。
「しかしですねー、素材が重すぎますしー、そもそも素材を特殊召喚する場所が存在しないのですよー。……存在しないのですよー!」
おおっと。どうしたのかな。別に無理に四龍を揃えなくても、なんなら融合モンスターは《ドラゴンに乗るワイバーン》あたりを《簡易融合》で出してもいいんだよ。それに《轟雷帝ザボルグ》+《龍の鏡》という裏技もある。無理をしてアニメ再現にこだわることはない。

「そーいう問題ではないのですよー! そもそもアニメの再現ができないのですよー! わたしはエクストラモンスターゾーンなんて認めないのですよー!」
……ああ。そっちか。なるほど。ズァーク自体に不満があるわけではないんだね。
「わたしは断固マスタールール4を認めないのですよー!」
うん。正確には新マスタールールだから、認められなくても誰も困らないかな。なるほど、そういうことか……。しかし心配はいらないよ。
「ふむー? マスタールール3の延命が決まったのですかねー?」
いや。マスタールール3は今日死ぬ。正確には明日が来た瞬間死ぬ。それを避けるには迫り来る明日を倒すしかないけど、いまだそれを達成した人間はいない。つまり、今日でお別れだ。三年間ありがとう、マスタールール3。先攻ドロー廃止と聞いた時は、絶対に後攻有利のデュエルが始まると思っていたよ。
「嫌なのですよー! わたしは死んでほしくないのですよー!」
きみが何と言おうと死ぬものは死ぬんだ! これはもう決まった未来。大体、きみが死んでほしくないのはマスタールール3じゃなく、ルール変更によって使いづらくなるカードのほうじゃないのかな。
「そーなのですよー! 外の世界で三箱買ったペンデュラム・エボリューションが息をしていなかったのですよー!」
いや、まだ途切れ途切れにではあるけど、生きているはずだよ。明日を迎えられるかはともかく。
「リンク召喚を組み込んで強力なデッキにするはずだったのですよーっ!」
……リンク召喚の情報と同時に新マスタールールの情報も出ていたはずなんだけど。気にしていなかったのかな。
「ペンデュラムが使えなくなるとは知らなかったのですよー」
うん。使えなくなったりはしないよ。ただ、ちょっと魔法&罠ゾーンを圧迫したり、復活枠が一名様限りになったりするだけだ。何度でも復活する機能自体は変わらないよ。
「いーえ、変わりすぎなのですよー! 何度でも何体でも復活するのがペンデュラム召喚! そしてペンデュラム融合、ペンデュラムシンクロ、ペンデュラムエクシーズに繋げるのがペンデュラムデッキの真価! それができなくなってはペンデュラムの意味がなくなるのですよー!」
……しかし、なんだろう。今はそう言っているけど、数か月もすればきみは『ペンデュラムリンクなのですよー!』とリンク召喚まじりのペンデュラムデッキを使っているんじゃないかとぼくは思うよ。
「たしかにリンク召喚は面白そーですけどー、ペンデュラム召喚を破壊されてはたまらないのですよー!」
しかし破壊されても復活するのがペンデュラム召喚じゃないかな。
「そーいうことを言っているのではないのですよー!」
怒られた……。
「仕方ありませんねー。こーなれば、今日だけでも《覇王龍ズァーク》を使ってみるのですよー。外の世界のペンデュラム・エボリューションを開封してくるのですよー」
おっと、待った。外の世界に行く必要はないよ。きみには今日この場に現れた時点で新たな機能が導入されているからね。
「ほほー? 聞いていないのですよー?」
リンク召喚の導入に先駆けて、きみの精神がこのピンポイントレッスンに滞在している間も、外の肉体と精神リンクできるように新機能が付け加えられている。つまり、幽体離脱しながら肉体を自在に操れるようになったのさ!
「ほほー。なぜ導入したのかわからない機能ですねー。それではー、ためしにストラクチャーデッキを開封してみるのですよー」
そのストラクチャーデッキには《虹彩の魔術師》たちの、四龍の代わりになる魔術師と《アストログラフ・マジシャン》に《クロノグラフ・マジシャン》が入っているはず。それを使えば《覇王龍ズァーク》はそう無理なく出せるはずだね。

「ふむー。四龍魔術師はすべてレベル4ですからー、ランク4を中心にすればいーですかねー?」
それが無難だね。それこそ《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》だって出せるようになるし……。《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》の代わりになる《黒牙の魔術師》はなかなか使い勝手の良いペンデュラム効果とスケールを持っているから、エクシーズ召喚先は《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》にせずとも良さそうだ。《ライトロード・セイント ミネルバ》なんていいんじゃないかな。効果で墓地の四龍魔術師を増やせば《アストログラフ・マジシャン》のモンスター効果に繋がるね。

「ふむー。ためしに入れてみるのですよー」
さて。デッキ構築を待つ時間は退屈だな……。そうそう、遊戯王アーク・ファイブオフィシャルカードゲームが今日で幕を閉じるのに合わせて、ピンポイントレッスンも今日で幕を閉じるからね。次のOCGはヴレインズではなくデュエルモンスターズ扱いとなるようだね。デュエリスト的には名前がどうなっても問題はないんだけど……。デュエルモンスターズの名前を持っていなければならないなにかが起きるということかな?
「……せんせー? なにかおかしなことを聞いたよーな気がするのですよー」
ははは。細かいことを言うと、ピンポイントレッスン世界に外の世界のような『音』は存在しないから、聞いたというのはおかしな話だね。
「せんせー? ピンポイントレッスンが何と言ったのですかー?」
え? ああ、うん。遊戯王アーク・ファイブが今日で終わる以上、その名を借りたピンポイントレッスンが存在し続けるのも妙な話だと思ってね。
「終わると言ったのですかー?」
そう。終わりだ。さようなら。ちなみに明日からは『遊戯王OCG ピンポイントレッスン』が始まるよ。これからもよろしく。
「……ははー。ピンポイントレッスンが消滅するかと思ったのですよー」
ははは、まさか。たとえ消滅したとしても、次のターンには復活するよ。そう、ペンデュラム召喚のようにね。
「ははー。特にうまくありませんかねー」
もちろん一度に一つしか復活しないよ。そう、ペンデュラム召喚だからね。
「いーえ、あと数時間は同時に何体も復活するのですよー! とりあえずデュエルするのですよー!」
……ここに送られた映像からすると、きみの作ったデッキはなにやらもっさりしているようなんだけど……。
「とりあえず55枚デッキを作ったのですよー。デュエルで最適化していくのですよー」
まあ、いいけど……。いっそ《隣の芝刈り》でも入れたほうが良さそうな量のデッキだね。

「はっ!? 一気に四龍魔術師を墓地に送れるのですよー!」
……まあ、好きにするといいさ。そうだ、そろそろ話も終わりだろうし、最後に一つ選ばせてあげよう。
「せんせーが被害を受けるほーにするのですよー」
まだ選択肢も出ていないのに!? きみはぼくを人間扱いしていないんじゃないかと時々思うよ。特に、外の世界に出てからはね。ぼくはこれでも『ルール上、人間として扱う』効果を持っているというのに。
「なにを選ばせてくれるのでしょーかー?」
ああ……。これでこの場のピンポイントレッスンは終わりだから、最後に『遊戯王アーク・ファイブ』の間に出たすべてのカードの中からベストカードを一つ選ぼうと思ってね。今日の最強カードならぬ、『わたしの最強カード』だよ。
「ふむー。せんせーも選んでいーのではー?」
いや、そう言われても……。シャドールに始まり十二獣に終わったことは覚えているけど、デュエルできない時期も多かったからね。まあ、それでも……。お気に入りカードが1枚もないと言えば嘘になるかな。どれ、なにか探してみよう。
「ふむー。わたしは《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》ですかねー」

お。決めるのが早いね。
「使いやすいペンデュラム効果ですしー、攻撃力も高いですしー、新マスタールールでも使えそーですからねー。一体だけしか復活できなくなりますからー、ふつーに攻撃力の高い《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》を使うのですよー」
そのカードが選ばれたとすると……同じものは避けるとして、まあ、同系統かな。ぼくは《アメイジング・ペンデュラム》だよ。

「ほほー?」
これも新マスタールールになってから活躍しそうだけど、そういう基準ではなくね。先攻1ターン目なのにエクストラデッキから五体復活なんてことすら行われていたペンデュラム召喚だけど、それでも見ていて楽しいことは間違いなかった。それに、最初にペンデュラム召喚の機会をくれた《星読みの魔術師》と《時読みの魔術師》がイラストに描かれていて、それを手札に揃えられる効果なのも高ポイントだ。新しい召喚方法が作られれば、まず自分でやってみたくなる。ぼくはそういう性分だから、マスタールール3導入直後を思い出すこのカードを選ばせてもらったよ。
「ははー。《EMモンキーボード》ではないのですねー」
うん。あれはまあ、確かに誰もがペンデュラム召喚を気軽に使えるという点で優秀なカードではあったけど、その話はしないでおこう。さて、それじゃあ……明日もまた来てくれるかな。新しい『OCGピンポイントレッスン』にだけど。リンク召喚とリンクモンスターについて話がしたいからね。
「ふむー。そーですねー。スターターデッキを買ってから来るのですよー」
それなら監視ついでにぼくも同行させてもらおう。もう警察沙汰はごめんだよ。
「《デコード・トーカー》をリンク召喚してみたいですねー。スターターデッキでできますかねー?」
できるようになっているだろうね。なんならスターター対戦でもしてみるかな。
「いーえ、せんせーがかわいそーですからー、しないのですよー」
よし、しよう。まずは今日のうちにそのズァークデッキを蹂躙するところから始めさせてもらおう。ぼくのこのペンデュラムデッキでね!
「ほほー? わたしの統合召喚に勝てますかねー?」
さあ、どうかな。それじゃあ、お楽しみはこれからだ!
「また次の機会にー」
また次の機会に!
author:海水晶, category:ピンポイントレッスン, 20:06
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